ミステリーツアー(リベン ジ)


開催日 2010/5/22〜2010/5/23
 
帰着 5月22日(土)
7:40(aotyan) 出発
9:30 集合<道の駅・ロックガーデンひちそう>
17:20 宿到着
5月23日(日) 09:00 出発
15:30(aotyan) 到着
 
走行距離 492Km aotyan家基点
  
参加メンバー
(敬称略)
SIVA
スーパーシェルパ
40th

aotyan(文責)
DT230 LANZA
潮岬クラブ
機会があれば単独でも行くつもりでした
HANZ
DT125
潮岬クラブ
初日のみ参加されました。次の機会には是非(笑)
 
 2009年4月に初めて企画されたミステリーツアー。
残念ながらこの時は雪に阻まれて通過できなかったため、開催時期を1ヶ月遅らせて今年再度企画されました。このため今回は、ミステリーツアーといいつつ も、行き先は明確にわかっています(笑)
 初日はR41をひたすら北上するため、集合場所は道の駅ロックガーデンひちそう。集合時間もaotyan的には非常に余裕のある(笑)09:30。
8時過ぎに自宅を出発すれば間に合うのですが、結局待ちきれず8時前には出発してしまいます。
航続距離の長い4stマシンとのツーリングとなるため、集合場所直前のGSでガソリン補給した後、手前のコンビニで2度目の朝食をしてから道の駅へ。
これだけ寄り道しても、9時には道の駅へ到着。最近本格的に始めたTwitterをしながら、SIVAさんを待ちます。
 しばらくすると、見慣れたDT125がやってきました。私は、HANZさんのドタ参の可能性を忘れていました。
いらっしゃいませHANZさん。で、HANZさんと雑談しているうちに、SIVAさんもやってきて全員集合となりました。
HANZさんバージョンのレポートはこちら)
 
 
天気は快晴。絶好のツーリング日和です。
  
  しばし雑談の後、R41を北上します。飛騨金山からR256に入った所でSIVAさんが給油。その後岩屋ダムでトイレ休憩した後、馬瀬大橋を通って県道 86へ。キャンプ場のある狭路を抜けたところから大規模林道に入ります。ここは昨年のツーリングで、私(aotyan)のLANZAのベアリングが焼き付 きを起こして、走行中にエンジンがロックしてしまったトラウマな場所。だったのですが、大規模林道に入った所で先頭を譲っていただいたおかげか、そんな事 はすっかり忘れて2stエンジンをぶん回して楽しく走行できました。
 SIVAさ んの給油待ち中
 
 大規模林道の走行中写真ですが、HANZさんのが撮れていません。ゴメンナサイ。やたらとバイクが下って 見えるのは、本当に下り坂だからです(笑)

本当はこのような走行中写真は、リッターバイクで撮影したいのですが、そっちに乗っていると、いちいち停車して撮影しようという気にならないんですよね (^^;


  
 大規模林道を抜けてR257に出て、パスカル清見までそのまま走行します。
 
パスカル清見
到着時はバイクの数もこの程度でしたが、出発時はもっと増えてました。

 
 道の駅パスカル清見は、レストランと麺類のお店の2店舗があります。HANZさんには申し訳なかったので すが、SIVAさんと私はゴージャスな夕食が待っているため(笑)、ここでは簡単に麺類の食事とさせていただきました。
 
私が食べた味噌ラーメン
この店は来る度にメニューが変わっていますが、何を食べても結構おいしいと思ってます。
 
テラス席で雰囲気も良い。

 楽しい食事時間も終わり出発時間となりました。
残念がらHANZさんとはここでお別れとなります。HANZさんに見送られながらパスカル清見を出発し、せせらき街道を北上しR41へ合流。
 
飛騨古川まできて、ここから先は何もない地域に突入するため、2台とも給油します。
 
 R41から今回の 主目的、R471へ分岐します。途中うっかりR360の方へ間違えてしまいますがすぐにUターンして、見覚えのあるR471へ入ります。

さ〜ここからだ!とテンションが上がりかけた所で、このゲート。ま、バイク用に?ゲートの端が空けてありま したから、遠慮なく通過させていただきました。
 
 ゲート付きだった ので四輪はいないだろうと思っていたのですが、前方に軽トラ。対向車で2台の乗用車とすれ違いました。設置してあるゲートをわざわざ移設してまで侵入する なんて、世の中無法者が多いですね(笑)
  少し進んだところで、対向からピカピカのモタード(車種まで見てませんでした)に乗ったお兄さんがやってきたため、この先の状況について教えていただいた ところ、楢峠の少し先でダメですとの事。SIVAさんと相談の結果、とりあえずそこまで行ってみようという事になりました。
 R471(正確にはR472との並走区間)の路面は、昨年より落石は少なく走りやすい状態でした。嬉々としてクネクネ道を進んでいくと、昨年の中断ポイ ントが。車が1台停車していましたが、雪はまったくありません。あっという間に通過してガンガン登りながら先に進みます。
そのうち道路が下ってきた所で少し広くなっている場所があったので、ひょっとしてここが楢峠ではないかと思い、休憩がてら停車した。

こんな所にも車が。
たぶん登山客だろうと思われます。
 今回の新兵器(iPhone+MapFan)のスナップショット。
ローカル地図を持っているため、携帯圏外でも地図の表示が可能です。
 これによると先程通過した場所は表示が無かったが、やはり楢峠だったようだ。
 ちなみにiPhoneは、シガーソケットを使って充電中(GPS機能はバッテリーを多く消耗します)。
 停車場所か ら見た楢峠。
眺望が特に良いわけでもないし、なんにもありません(笑)
 
 さてここから、通 行できないと言われた場所まであと少し。再スタートします。

 楢峠を超えたとたん、こんな場所が。
やはり日本海側は雪国か。
ちなみに楢峠の南側では、少なくとも路肩に雪なんてありませんでした。
でもこんなのは、序の口でした。
 
 少し先に進 むとついにこんな場所が。
このとき現地で交わされた会話を忠実に再現します(敬称略)。

aotyan「ここが通行できないって言われた場所ですね」
SIVA「なんか轍のようなものが見えますが、あれは何でしょう?」
aotyan「あれは勇者の足跡でしょう」
SIVA「我々は勇者になれますか?」
aotyan「やってみますか」

 と、ドラクエの転職システムのように、お気楽な感じで先に進むことを決意してしまいました(笑)
 バイクに 跨ったままだと後輪がスタックするので、エンジンをかけたまま半クラッチで、歩きながら押し歩きです。
崖側は危ないので、山側にある勇者の足跡をトレースします(笑)
 一応、速やかにトラブル対処できるように、1台が完全に渡り終えるまで、一人は待機しています。ついでに撮影もできるし(笑)
 タイヤに雪 がくっつきます。LANZAのタイヤは山が少ないので、ここでちょっと後悔(^^;

 最初の難関を2台とも無事に通りぬけ、あと3箇所くらいはこんなんなってたら通過は諦めようと、適当に合 意しつつ先に進みます。
 
 途中、道路がそのまま川になっているような場所も。アドベンチャーです(笑)
 
 雪に行く手を阻まれたのは、3箇所くらいまで数えていましたが、私は分からなくなりました(笑)
 
 雪の量ではここが一番多かった。
幸い路肩付近はなだらかになっていたので、ここも押し歩きで、渡り切る事ができました。
 
 途中で一度、SIVAさんが乗ったまま乗り越えようとしてスタックしたため、私が支援した事がありましたが、やってる当人たちは結構楽しんでます。この 時既に、当初合意した「押し歩き3回やるなら戻ろう」は、すっかり忘れ去られていました。
 SIVAさ んはシャッターチャンスを逃しません。
今回のエビデンス(笑)
適当に写真を撮り合いながら、少しずつ前進していきます。
 場所的には このあたり。
所々押し歩きなので、なかなか距離が伸びません。
 
 当然の事ながら、最初の雪の障害を乗り越えてからというもの、対向車はまったく現れません。
道路としてはどんどん下っており、もう雪はないだろうという思いを何度か繰り返し、さすがにちょっと疲れてきたな〜と感じ始めた頃、ついに4輪が止まって いるのを発見!。これでここから先はもう、押しがけをしなくて済むと思ってほっとしました。
4輪を見かけてこんなに嬉しかったのは初めてです(笑)
 
 4輪の向こう側にはゲートがありました。
ここのゲートも、バイク用に?端っこが空けてありました。
奥に見える車が、精神的安心感をもたらしてくれた4輪です(笑)
 場所はこ こ。
何も無い場所なので距離感がつかみにくいですが、左下にスケールがあるので参考にして下さい。
 
 ゲートの北側はこんな感じ。
ようやく一般的な酷道になってきました(笑)
このあたりで交わした会話は下記のとおり(敬称略)。

SIVA「道が狭くてすぐ崖なのにガードレールもない。これでもこくどう(国道)なのかなー」
aotyan「いや、こくどう(酷道)だからこんなもんでしょう」

 会話はしていても意思の疎通が出来ていない二人組ですが、予想以上に峠超えに時間がかかったため、どんどん先に進みます。
 
 出口側のゲートは結局3回も通過したが、いずれもバイクに優しいゲートで助かった(笑)。
 
 大長谷交流センターで休 憩。
自販機は外にあるけど、トイレは中(しかも靴を脱ぐ必要あり)。
 
 人里に出られたことを休憩しながら感謝し先に進みます。
ここから先は、一部クネクネでオフ車にとっては美味しい道路です。でも概ねリッターバイクでもOKな、快適ワインディングが多かったです。
SIVAさんが通った10数年前からすれば、道路は整備されたのでしょう。
ひたすらR471を北上(途中でいったん南下しますが)し、道の駅で本日最後の休憩をします。

道の駅利賀(とが)
SIVAさんが、熊の爪のネックレスを買っていました。
 
 最後の休憩で気分 をリフレッシュして、R471を北上しR156に合流します。

 翌日は日曜日なので、給油はお約束。
給油後、道の駅「庄川」のある信号を右折するとまもなく宿に到着。
 
 本日の宿「やまぶき荘」
時々iPhoneで撮影した写真になるので、画質が落ちます(^^;
 この時点で時間は17:20
夕食が18時からで予約してあるそうで、これから温泉に入って出た頃に丁度夕食になります。
SAIVAさんの完璧なスケジューリングです。
 
 二人分の食事です(部屋食)。
後から、ご飯とお吸い物も出てきました。
 
 食事が終わってお 膳を下げていただいた後も冷蔵庫からビールを出してきて、バイクの話等々で盛り上がりました。
SIVAさんが寝る前に再度温泉に入るために部屋を出て行った後、中居さんたちが布団を敷に来てくれた時の会話です。

中居「お布団はどのように敷きましょうか?」
aotyan「普通でいいですけど。」
中居「くっつけましょうか?」
aotyan「えええ!? いやいやいや。我々はバイクのツーリングで来たので、決してそのような関係ではないんですケド」
中居「あ〜、そういえばバイクが停めてありましたね(笑)」

 戻ってきたSIVAさんにこの話をした所、男二人で宿泊した場合、このような気遣いをされるケースは珍しくないとの事(笑)
ただしバイクツーリングの場合、説明すればすぐに誤解はとけるんだそうな(^^;
数年前に一度、会社の元同僚の先輩と二人で伊豆の堂ヶ島へ宿泊旅行(自動車で)した事があるんですが、完璧に誤解されていた可能性がありますね(^^;

 食事が終 わっても、更に飲み続けてました。

 この日は23時頃 消灯(たぶん)。

 さて朝ごはんです。
予定どおり雨がザーザー降っているので、ここでしっかり食べておきます。
 
 朝食後SIVAさんと相談し、雨・風が強そうなので素直にR156を南下し、9時出発とした。
 
 出発準備中。
バイクは軒下に停めておいたので、この時点では濡れていません。
 
 お土産を購入するため最寄の道の駅「庄川」と、その近くのドライブインに立ち寄ったのだが、9時過ぎでは まだ営業前。
素直に、R156を南下する事とした。
ここからは「飛騨合掌ライン」という庄川沿いのワインディング。生憎の雨天ではあるが、交通量の少なさと低速でも快適なオフ車のおかげで、結構快適に走行 できた。
 
 道の駅「たいら」
ここでSIVAさんはお土産を購入。

 ここから先 は4輪のペースで淡々と走る事が予想されたので、眠気防止のコーヒーを摂取
 
 再び雨のR156を、ひたすら南下開始。
川沿いの快適ワインディング。雨・風が強いおかげか観光客(=4輪)が少なく快走が続き、五箇山〜白川をいっきに通過した所で、さっきのコーヒーが効いて きたため急遽トイレ休憩。
 
ドライブイン「みぼろ湖」
結構年季が入っている外観のため、ここに立ち寄るのは初めて。
この時点で既に、左足は雨が染み込んでグショグショ状態でした(笑)
 
 ここではトイレ休憩だけのつもりだったのですが、気がつけば時間は11時。気温も低いため、結構お腹も空 いてきており、山菜そば(550円)を食べた。
 蕎麦はチョット太目の麺ですが、私はここの汁(薄味ですが)が最高に気に入りました。
 
 お腹も満たされたので再び出発。ひるがのあたりの気温は11度。他の場所も概ね、14〜15度位が続いて おり結構寒い。
郡上で給油のためGSに立ち寄った後、道の駅「見並」で最後の休憩。
 
 ここではしっかり食事&休憩をするつもりなので、駐車場の角にある屋根付き休憩場所で、合羽を脱ぐ。
SIVAさんはうどん。私 はけいちゃん定食。
ここのも美味しかった〜。 

 最後の休憩でしっかりリフレッシュできたので、再び合羽を着込んで再出発。
R156の美濃から県道をつないでR41の美濃加茂へ。自分は使い慣れているルートだったが、SIVAさんには???だったらしい(^^;
R41を一緒に南下して、尾張パークウェイのインターチェンジでSIVAさんとお別れ。
お互い16時前には無事帰宅して、今回のツーリングは無事終了。
 お疲れ様でした。

PS. 今回の楢峠越えは1人ではできませんでした。仲間と一緒にツーリングできた事に感謝いたします。
  しかし一番最後のゲートの通り抜けができなかったような最悪の場合、宿への到着が相当遅れたと思います。
  今回は、非常に運が良かった事を忘れないようにしたいです。
  今回のルートを次に走るときは、雪が無い時期(6月上旬の道路開通直後が狙い目か)に、バイクに乗って通行したいものです(笑)


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