【能 登半島キャンプツーリング】
出発日時:2009/9/20(日)  07:10
帰宅日時:2009/9/22(火)  16:00
使用バイク:TUONO
走行距離:903Km
【はじめに】
 9月の5連休、せっかくなので中間の3日間 で2泊3日のツーリングに行こうと思い、当初は四国を考えていたのですが、名神高速&関西圏は渋滞が酷いと思われるため、ETCも有効に利用できそうな能 登半島にしました。能登半島にツーリングするのは4回目になりますが、前3回はいずれも1泊のツーリングで、ひたすら走ってばかりです。これはこれで好き なのですが、せっかく2泊するので中1日を落ち着いてめぐる為に、同一場所で連泊する事とした。
【出発】
 先週は平湯キャンプだったので、キャンプ用 バッグに入れっぱなしになっていた冬用シュラフを取り出してバイクに積載。
これだけでもずいぶん荷物が減ってスマートに。TUONOの場合はタンクバッグも併用できるので、積載可能量もアップです。
 
 今回のキャンプ装備のTUONO。
ライダーはバッグの間に挟まれた感じになります(笑)
  自宅を出発し、最寄の一宮ICから名神経由で東海北陸道へ。
連休恒例の渋滞については、高鷲ICあたりから手前8Km程渋滞していたが、バイクの特性を生かして乗り切った。
出発時点から1時間ほど走行した所で、タイヤと荷物の積載状態を確認する為、ひるがのSAで休憩。
タイヤの交換にあわせて前後のサスを少し柔らかめに設定したので、少なくとも高速道路の乗りごこちはかなり向上した。
Pilot Road2はすごく転がってくれる感じ。BT-016のようなねっとりとした接地感ではないが、不安はない。
荷物の積載も、少し走って緩みを少し調整して確認終了。
さすがに冷えてきた(16度)ので、トレーナーも着こんでフル装備。
 ひるがのSAのうどん(400円)。
麺にもうすこし弾力があった方が好み。
 ひるがのSAを出発しトンネル地帯に差し掛かる。面白そうだったので、トンネルとトンネルの狭間にある、飛騨河合PAにも寄ってみた。
 トンネルの入り口が目の前に。
シルバーウィークなので、こんな辺境?の小さなPAにも、ガードマンを置くほどの盛況ぶり(写真ではそうは見えないが^^;)。
規模の割にはバイク用の駐車スペースもあった。
  小矢部砺波JCTから能登自動車道へ入り、最後の料金所を出たところの福岡PAでトイレ休憩。
能登自動車道は、氷見まで続いている。
 氷見で能登道を出た後は、R415を西へ進んで、羽咋市へ向かう。
 目的地はここ、コスモアイル羽咋。
建物はUFOをイメージしているそうです。
ここは宇宙関連の博物館です。
 既に11時を過ぎていたので、隣接するお土産屋で中華丼を食べたのですが、カウンターだったので写真撮影が恥ずかしくて、できませんでした。でもここのママさんは、私の好みのタイプでした(笑)
  展示物では唯一?の本物。
旧ソ連のボストークで地球を7周して帰還した本物のカプセルです。
他には、ジェミニ宇宙船や、ボイジャーのレプリカ(材質は実物と同じらしい)等が展示されていましたが、なかなか精巧にできています。
 真面目な展示物意外にはこんな色物も。
ロズウェル事件の宇宙人の模型です(笑)
 こんなUFOの目撃情報データベースも。
他にも色々資料の閲覧が可能でした。
 ここの名誉館長は「矢追純一」氏だそうです。
なんと、今年の8月に就任したばかり。
 コスモアイルを出た後は、R415を東へ少し戻り、R159を北上。
七尾から今回の宿泊予定地にしていた!能登島に向かいます。
 和倉温泉街で見つけた大きなスーパー。
ここで今夜の買出しをしました。
 ここから目的地のキャンプ場(Weランド)へは能登大橋を渡ってすぐなのですが、観光客が多く交通の流れが悪いです。
ノロノロ運転でやっとキャンプ場へたどり着き受付をしようとすると、「本日は予約で一杯です」との事。ガーン!
キャンプで予約なんてまったく考えもしなかったですが、冷静に考えてみるとシルバーウィーク。ゴールデンウィークや盆休み並の覚悟をしておく必要がありましたね。
 受付で、近くで営業しているキャンプ場を聞いてみましたが「分からない」との連れない返事(^^;
しょうがないので、ツーリングマップを見て営業していそうな、比較的近くのキャンプ場に電話してみたところ、「満員です」との事。
こりゃーついに俺も野営デビューかな〜と考えつつ、とりあえず能登半島の先端方向に向けて出発。
ツインブリッジ能登(案内標識が整備されておらず、何度か道に迷った)からR249に出て、海岸沿いを走って夕方になったら適当に野宿するかと思いつつ、海岸沿いを北上。
シルバーウィークとはいえ、能登島以北まで来ると交通量も少なくなって、快適に走行できます。
思った以上に短時間で北上できたので、途中で休憩した場所から見附島シーサイドキャンプ場に電話してみた。
「たくさん空いてますよ」との返事。当初計画よりは、かなり半島の先端近くまできてしまったが、同一場所で安心して連泊する為には、正式なキャンプ場が必要なので、そこへ向かうこととした。結局、約1年前にマスツーリングでの宿泊地とほとんど同じ場所となった(笑)
 キャンプ場の受付は、この国民宿舎のフロントが兼務。
 水場やトイレからは少し離れた場所(空いている)に設営。
写真右奥の方は海水浴場で富山湾です。
 当初、ここをテーブルに使用するつもりで食材を運んできたのですが、蚊の多さに断念しました(^^;
でも後から来た外人さんたちは、この辺りで設営していたのですが、白人は蚊にさされ難いのかな?
 今回の地酒は奮発して、純米大吟醸。
この銘柄は、あちこちの酒屋の看板にもなっていました。
 蚊に撃退されて、結局テーブルと椅子を使い、海水浴場側へ出てきました。
見附島の感じから、だいたいの場所が分かるでしょう。
ここで酒盛りを始めて、気が付いたら翌朝になっていました(笑)
 翌朝の見附島。
干潮で潮が引いて島の近くまで行けそうなのですが、一眼レフ+三脚で、本格的に撮影している人が多く、島へ向かうのはちょっとはばかられました。
 チャリダーのお兄さん達は豪快にテント無し。
昼間疲れ切ってるから熟睡できるんでしょうか。
結構虫は多かったと思いますが。
 バイクキャンパーも結構多いです。
 2日目のTUONO
キャンプバッグが無いので身軽♪
 キャンプ場を出発してすぐ、恋路海岸を南下していると、見覚えのある看板が。
飲んでる地酒の蔵元のようです。
思わず停車して撮影しました。
本当に地酒でした(笑)
 恋路海岸から海岸沿いに赤崎海岸へむかいます。基本的に先端フェチなので、先っちょ地形は外せません。
 能登赤崎灯台。
写真では分かり難いですが、岩が結構赤っぽいです。
 県道35号に入り引き続き海岸沿いを進み、昨日風呂に入ってない事もあり、縄文真脇温泉を目指します。
温泉の営業時間は10時からなのですが、早く到着しすぎてしまいました。
 時間があるので、併設?されている「真脇縄文文化館」(300円)に入ってみました。
なんでもここは、4000年も続いた、縄文式集落が発掘されている場所なんだそうです。
 ここが「縄文真脇温泉」450円。
海が近いせいが、強いナトリウム温泉で、確かに海のような色をしていました。
私のような乾燥肌の人間は、最後によーく洗い流しておかないといけないようです。
 丁度一緒に露天風呂に入っていたお爺さんが、温泉の湯をゴクゴク飲んでいたのですが、ただの塩水じゃないのかな?
 私が脱衣場を出るときにライダーっぽいお兄さん二人とすれ違ったと思ったら、私のバイクの隣がこんな状況に。
Z750,KSR,NSR,PS250の4台ですが、関東圏のナンバーです。
KSRが混じっているので下道だけで来たのでしょう。
男二人しかすれ違わなかったので、残りは女性かな?と勝手に想像しながら、私は出発。
 実はこのバイク4台と当日の夕方、珠洲市内ですれ違いました(笑)
確かに二人は女性でした。
 また県道35に戻り、海岸沿いを南下。
能登半島には結構「〜ポケットパーク」という名の、広めの路肩(笑)があって、気軽に駐車して海を眺める事ができるようになっています。
県道35は意外に快走路でした。
 いったんR249に出て南下したところにあった、日帰り温泉「なごみ」に併設されているレストランで早めの昼食。
この後また何もなさそうな場所を走りますからね。
 R249から県道34に入り、海岸線を南下。
県道34号は所々広くなっているものの、基本はひなびた田舎道な感じで、のんびりと流す感じだった。
いったん、R249に戻り、すぐ県道26号を北上。
ここは期待したとおり、超快走路。シルバーウィーク関係なく、ガンガン走れます。
 よくわからない「猿鬼の里」という所でトイレ休憩。
せっかくミニ三脚を持ってきたので、セルフタイマー撮影。
写真では小さくて分からないですが、絵地図の右上にある「猿鬼」のキャラクターは、永井豪先生によるもの。
マジンガーテイスト?にあふれていました(笑)
 県道26を更に進み、県道6号、県道40号と進みR249で能登半島の北側へ。
ここからは県道28号で、今回のツーリングの最大の目的地である禄剛埼(ろっこうざき)へ。
 駐車場から10分ほど山登り?して、能登半島最北端の地へ到着。
 ここが駐車場。
 一年前のマスツーリングで、私が先頭を走っていたため、気付かずに通り過ぎてしまった場所です。
当時これくらいの人手があれば、私でも気付いたかも知れません(^^;
 最北端をゲットした後は、素直に県道28号を時計回りに珠洲へ戻ります。
 二日目の夜の食材は、1年前のマスツーリングの際に買出しした同じスーパーで(ここしか無いです)。でもこのスーパーは酒類を販売してないので、これまた近所の酒屋で、別途調達。ここにも地酒の看板が(笑)
 今夜のメニューは、
ビアソーセージ
きゅうり3本(コレステロール低減マヨネーズと共に)
袋ラーメン
酒が飲めれば、何だっていいんです。
こうして二日目の夜も、酒盛りして夜はふけていきました。
 翌朝は、ポツリポツリとテントにあたる雨音で目が覚めました。
木陰の下の雨のあたり難い場所で朝食を済ませた後、テントの中でできるだけ荷物の整理をします。
  屋根のある炊事場でパッキング。
ずぶ濡れのテントは、ビニール袋で他の荷物が濡れないよう防水。
 出発準備が整った頃は、雨が小康状態。
服装も装備もレインモードで出発。
 珠洲道路ルートを通るかどうか迷ったが、雨模様では寄り道する気にならないため、景色がましな(海沿い)R249ルートとした。
 中居湾ふれあいパークでトイレ休憩。
アベックが何組か、ここの駐車場から釣りを楽しんでました。
 晴天ならば観音崎にも寄りたかったのだが、雨が降ったり止んだりの状態では寄り道する気になれず、R249を素直に南下。
七尾からはR160を使って南下したのだが、海沿いに出たとたん、車の流れが悪くなっていた。
何かと思えば、チャリダーの大会をやっているらしく、路肩はゼッケンを付けたチャリダーの群れが。。。
交通規制まではされてないが、4輪が追い抜くときに対向車があると十分な離隔が取れず、しばらくはチャリダーと同じ速度での走行に。。。
しばらくは精神的な修行モード(笑)
修行モードも氷見に入る頃には解消し(氷見以南のR160は快走路)、R8−R472を経由して小杉ICより北陸道に入った。本当は能登道路の有料部分を利用したほうが最短と思われたが能登道路はETC非対応のため、こんな天気では現金支払いする気にならなかった。
 小矢部砺波JCTから東海北陸道に入ったのだが、ランプウェイより8km渋滞しており、ここでもバイクの特徴のお世話に。
 渋滞を抜けても概ね1車線のため、それなりの速度でしか流れないが、こちらの服装が今朝からTシャツ1枚+合羽のため、寒くてそんなに速度を出す気にもなれず、素直に車の流れに乗って、ひるがのSAで休憩+トレーナーを着込む。
写真では霧がすごい状態になっているが、走行中はそれほど気にならない。
 ひるがのSAを出発した後も交通量は多く、流れに沿ってたんたんと走行。
一宮JCTから名神に合流すると、これまた連休恒例の渋滞に。
ここもお行儀の良くない走行で乗り切り、一宮ICからR22を経由して無事帰宅。
【最後に】
 1年前のツーリングと変わり映えしない宿泊地となってしまったが、能登半島で気になっていた残り地点をほぼ網羅できたので十分満足。
能登半島は伊豆と違って関東圏からの流入が少ない為、連休中でも渋滞が少なく走行していて快適だった。

inserted by FC2 system