【FSW ミニろく参戦】
出発日時:2008/5/23(金) 19: 40
帰宅日時:2008/5/24(土)  20:50
使用バイク:NS50F(TAKUさん所有)
走行距離:266.24Km(3名の合計値、練習走行は含まず)
参加メンバー
  ・TAKUさん
  ・toyohashicityさん(当初予定ではピットクルー専任でお願いしていました)
  ・牛魔王さま(前日キャンセル)
  ・Aotyan(私が最年少です^^;)
【準備期間中】
 Team40thのTAKUさんからお誘い いただき、富士スピードウェイ主催のミニバイク6時間耐久レース「FSWミニろく」に参加させていただける事になりました。これが私のレース 初参戦で、チーム名は「Team 40th」です。
初めてサーキットを走行した2003年10月29日以来ずっとレースにはあこがれていたのですが、単独での出場は無茶ですし、排気量が大きいのも怖いから 結局無理だよな〜、とその後も時々走行会には参加するものの、6年近く諦めていました。その点FSWミニろくは、下記の点で私にも何とかなりそうな期待が 持てるレースだと感じたため、参加を決意する事ができました。
・排気量が小さいバイクでのレースのため、安心感がある
・耐久レースで車両が共用のため、自分でマシンを用意する必要が無い
・必要となる装備(マシン以外)は、既に所有している
しかし、メンバーが最小構成人員の3名だけであったため、だれか一人でも都合が悪くなったら出場できなくなるという、プレッシャーだけはありました (^_^;
【レース前日】
 レース当日は朝の7時半から受付開始という 事もあり、前日の夜出発とい うスケジュールです。そのため前日である金曜日は休暇を取って準備を行いました。実は私は自分の自由になる4輪が無いため、近くの駅で牛魔王さまに拾って いただく事になっていました。そのため、ヘルメット、皮つなぎ等を手持ちの一番大きな鞄等2つに詰め込み、19時には自宅を出発するつもりで、準備を終え てていました。
もう少ししたら早めの夕食をとるかなーと思っていた17時過ぎに、TAKUさんから電話がかかってきました。何と牛魔王さまがバイクで事故に遭い、救急車 で運ばれた!との事。幸い本人からの連絡であった事もあり、深刻な状況ではなさそうで少し安心しましたが、レースへの出場は不可能になったとの事。 TAKUさんからは、ピットクルー専任でお願いしていたtoyohashicityさんに、走行メンバーになっていただけるよう頼んでみるので、その結果が出るまで待機する事 になりました。とりあえず夕食と入浴を済ませて待機していた所、toyohashicityさんが走行を了解していただけたそうなので、予定どおりレースには出走できる事にな りました。ただし当初、上小田井駅で拾っていただく予定だったのが、国府駅に変更となりました。どちらにしても電車で降りる駅が変わっただけなので、私的 には軽微な変更です(笑)
 国府駅で22時に拾っていただくため、20時少し前に家を出ました。予定どおり22時少し前に駅に到着し、コンビニで買ったパンをかじりながら待ってい ると、トランポ兼、今回の足であるハイエースで、TAKUさんが迎えに来てくれました。
 ここからtoyohashicityさんのご自宅に寄り、ご本人と機材を積み込み、更にTAKUさんのレース機材専用ガレージに寄り、富士スピードウェイに向けて出発です。 この時点で、ハイエースの運転はtoyohashicityさんに代わられました。ここからは、すべて下道でほぼノンストップで、一気に富士スピードウェイ近くのコンビにまで やってきました(所要時間約3時間半)。ここで今すぐ食べる夜食、翌日の朝食、昼食、飲み物等を購入し、社中泊予定場所である道の駅「ふじおやま」に到着 しました。結構冷え込んでいましたが、駐車場は同様な社中泊らしき車両で満車に近い状態でした。ここでは明日の事もあり、さっさと就寝しました。
【レース当日】
 結構冷え込んでいる事もあり、5時くらいに は目が覚めました。それから 1時間位はトイレへ行ったりして社内で時間をつぶしていたのですが、富士スピードウェイのゲートが早く早く開くかもしれない事を期待して、サーキットに向 かうことにしました。道の駅からは10分程度の距離です。
 社中 泊の現場(笑)。
道の駅「ふじおやま」のトイレは、温水シャワー付きでした。
この時点では、天候もバッチリ晴れています。
 6時 少し前にゲートに到着しましたが、やはりまだ開いてません。ここで朝食しながら、ゲートが開くのを待ちました。
 富士 スピードウェイでのレースと言っても、今回はカートコースなので専用のピットなんて有りません。
写真のようにテントを張ってピットにします。
 今回 のレース用バイクである、HONDA NS50F。
保安部品は全て外して、完全にレース仕様となっていますが、チューニングは施されておらず、ノーマルだそうです。
ゼッケンは希望番号どおりになり、チーム名の40となっています。
 レー ス専用車なので、速度計は取り外されていますが、走行中まったく気になりませんでした。
写真にはTAKUさんが一番高い部品と言っていた、ハイスロも写っています。
 ピットの開設や車両の準備をしていると受付 開始のアナウンスがあったため、「Team 40th」としての受付と、当日のメンバー変更(牛魔王さま→toyohashicityさん)を済ませて、準備を続けます。
  ガソリンも持参して、自分達で給油します。
レース中にも2時間おきに2回給油しました。
 受 付時に渡された計測用の発信機を、フレーム下部に取り付けます。当初はフロントフォークに取り付けたのですが、転倒時に損傷を受ける可能性が高いという事 で、取り付け位置の変更を指示されてしまいました。この位置だと左側に転倒した場合、ヤバそうな感じでしたが、結果的に左側への転倒はありませんでした (笑)
 各チームが準備を終えた頃ブリーフィングの アナウンスがあり、最終 コーナー近くに集合しました。ここではピットイン/ピットアウト等のコースの注意事項や旗の意味、スタート方法等について説明をうけました。その後9時 30分のレース開始までの約20分は練習走行の時間です。TAKUさんに次いで私に交代しピットからコースにでます。交代時にTAKUさんから、ギアは2 速と3速位しか使わないよ〜とアドバイスを受けていたのですが、練習走行ではすっかり舞い上がってしまい、まったく忘れていました(^^;TAKUさんの 練習走行が2週位(実際には3週されていたそうです)だったため、私も2週で戻ってきたら「まだまだ走ってていーよ〜」と、初心者の私にはありがたいお言葉。ありがたく再スタートさせて いただき、もう3週位走行させていただいた所で、toyohashicityさんと交代しました。TAKUさんもtoyohashicityさんもレース経験は豊富なので、コースを覚える事がメイ ンのようです。私はコースも勿論ですが、50ccの2ストロークエンジン、マニュアルミッションというバイクも初めてでした(^^;
 ス タート直前の2ショット。
第1走者のTAKUさんはフル装備ですが、ルマン式スタートのアシスト役の私はノーヘルでOKです。
 ス タートを待つTAKUさんと、スタートしてバイクにまたがった直後の状態。この後すぐ私はバイクから離れています。写真では欠けていますが、隣のライダー はまだ跨っていません。TAKUさんのスタートは絶好調でした。


 コー ナリング中の写真です。
上から順に、TAKUさん、toyohashicityさん、私です。
私のもっとコーナーリング中写真も撮影していただいたのですが、残念ながらピントが。。(笑)
カメラ所有者の私でさえ、動いている被写体にピントを合わせるのは成功率が低いのですから、仕方がありませんね(^^;


 メイ ンストレート走行中です。
伏せている方が絵になりますね(^^;
ちなみに私も後半、toyohashicityさんにご指導いただき、直線部分では伏せるようにしました。
 9時25分のスタート後、6時間の耐久レー スを3名のメンバーで走行する訳ですから、一 人平均2時間という事になります。第1走者TAKUさん、第2走者私、第3走者はtoyohashicityさんで、概ね30分を目処に交代するという事で事前に調整を行っ ていました。順調に行けば6時間経過後のゴール時の走者はtoyohashicityさんになる予定でしたが、toyohashicityさんが途中で連続1時間走行されたため、結果的に私が終了 時のランナーを務める事になりました。TAKUさんも私よりタフだと思いますが、toyohashicityさんはサーキットまでの運転もしていただいていますので、慣れてお られるとはいえ、本当ににタフですね。

 初心 者が一番前面に出て、大きな顔をしていますが、レース中は待機しているメンバーは、こんな感じでくつろいでいます。脱いだ皮つなぎは乾燥のため乾していま す。
 私は電車通勤(笑)で荷物を少なくするため、休憩時の履物がなく、レーシングブーツを履いたままです(^^;
 途中 で、TAKUさんの元同級生のご家族が応援にきていただけた上、写真のポテトフライを2箱も差し入れていただき、ごちそうになりました。発汗で失われた塩 分の補給に最適でした。
ありがとうございました(写真は、食べつくした後の状態です)。
【レース中の状況】
 私がピットで居眠りしてしまうトラブル (笑)は除外し、転倒は私1回、 他の方は2回づつで合計5回ありました。その分バイクにはそれなりのダメージが蓄積されていきましたが、TAKUさん、toyohashicityさんの適切な修理により走行 に支障になるような事はなく、無事6時間走行を続けることができ、チェッカーフラッグを受ける事ができました。

 レース中っぽい写真も張っておきま す。両方とも先頭みたいでいい感じです(笑)
 ゴー ルしてピットに戻ってきた直後の、ハイ!な状態です。でもバイクから降りると、足腰がフラフラになっていました(笑)
 上記の写真を撮影した直後、雨が本格的に 降ってきました。レース中は時 々雨がパラついたものの、路面がウェットになる事も無く、ドライコンディションのままレースを終える事ができました。せっかく降られる事無くレース終了を 迎える事ができたので、装備が濡れないうちに急いで撤収しました。
 しば らくすると表彰式の案内があったため、再度最終コーナー付近に集合します。表彰台の人たちは傘をさしていませんが、しっかりと雨は降っています。
 クラスごとにレースの順位が発表され、何と 我々Team40thは、 50ccクラスで6位入賞だそうです。周回数は512週だそうです(コンピュータ関係者としては、2のべき乗が少し嬉しいです^^;)。クラスを無視して も、全出場チーム22チームの中で17位です(完走は21チーム)。レース後半はピットに長く入っているマシンが多く非常に走りやすかった事もあります が、ひとえに丈夫なマシンとベテランお二方の走行&修理スキルのおかげです。


 6位 入賞チームには、ずっしり重いトロフィーと、今年度のミニろくのポイントが付与されました。
一番下の写真は、トロフィーの拡大です。
 なおこのトロフィーですが、チームに1つしかないため、レース初出場記念として、私が預からせていただける事になりました。大切に保管させていただきます。
 その他、スポンサー?のブリジストンから、 負傷して鎖骨を折った人と、 肘から流血した人各1名づつにも、お土産が渡されていました。表彰式が終わったら解散です。雨も本格的に降り続いていますので、さっさとサー キットを出て帰路につく事にします。申し訳ない事に、帰路の社中でかなり私は意識を喪失しており、気が付いたら富士川SAにてtoyohashicityさんのお土産購入タ イムとなっていました(さすがに帰りは裾野ICから高速に乗ったようです)。私はそこで小腹が空いたので、富士宮名物と書かれていた焼きソバ(480円) を購入して、社内で食させていただきました。
 ここらまた意識喪失しているうちに、気がつくと浜名湖SAに入っており、ここで夕食タイムとなりました。
  TAKUさんは釜揚げうどんセット、toyohashicityさんは和風坦々うどんセット、私はねぎとろ丼セットを注文しました。
感覚的には焼きソバを食べたばかりだったのですが、TAKUさんが残されたお稲荷さん1個を含めて、完食させていただきました。
 浜名湖SAを出発し、昨日拾っていただいた 駅で降ろしていただくつもり でいたのですが、何と私の自宅まで送っていただけるというありがたいお言葉に甘えさせていただき、そのまま小牧IC経由で、自宅まで乗せていただきまし た。レース参加のお誘いから始まり、何から何までお世話になりっぱなしで、本当に頭が下がる思いです。この場を借り、改めてTAKUさん、toyohashicityさんのご 両名にお礼申し上げさせていただきます。ありがとうございました。
【最後に】
 初めてのレース出場という事で、事前には天 候の事も含め色々な不安がよぎりましたが、結果的に参加できて非常に楽しかったですし、今後も機会をいただければ是非とも参加したいと思いました。今後に 対する反省点としては、下記の2点でしょうか。
  1. 1日の走行時間の上限は2時間。できれば1時間半以下が理想です。3回目の走行で走行累計が1時間半になりました が、バイクを降車した時点で、足元がフラついていました(^^;
  2. 現地への足として4輪を確保した方が良いですね。さも無ければ、レース当日は現地近くに宿泊した方が良いと思いまし た。今回は2日にまたがっていたため難しかったですが、1日だけ or 近場なら何とかなるかな?(^_^;
 余談ですが、富士スピードウェイといえば最近ではF1GP開催地としても話題になっていましたが、自分的にはナムコのアーケードゲーム「ポールポジション」での、富士山を見ながら走行できるサーキットというイ メージがありました。今回、最初のうちだけとはいえ、走行中の正面に富士山が見られ、昔やったゲームの世界をリアルに体験する感覚にもなり、大満足でし た。

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