【おくとろ公園キャンプツーリング】
出発日時:2008/4/30(水) 07:00
帰宅日時:2008/5/1(木)    18:00
使用バイク:TUONO
走行距離:630Km
【1日目】
 ゴールデンウィーク期間中とはいえ世間は平日モードの人が多いと予想 し、最寄の平田ICから東名阪自動車道に乗った。名古屋西ジャンクションを経由してそのまま東名阪を西進。やはり平日モードなのか、全般的にトラック等の 業務用車両が多かったですね。一気に伊勢道の安濃SAまで走って休憩。ここでは牛肉コロッケ(120円)を食べましたが、すごく美味しく感じました。
 隣のCB1300氏はリターンライダーだそうです。1ヶ月前に納車されたばかりのピカピカの新車で、先輩と合流してこれからパールロードに向かわれるそうです。
安濃SAを出た後は松阪ICで伊勢道を降り、K59−R166と走り「道の駅茶倉」で休憩します。ここは初めてなので、あえて寄ってみました。
 一応R166沿いにあるのですが高台になっており、坂道を登った上にあるため見晴らしは良いです。残念ながらこの時点でまだ9時のため、売店は開いていませんでした。
 それにしても茶倉。住所としては飯南町という事で、説明版を見ても名前の由来は書かれていませんでしたが、カタカナで書くと「チャクラ」。なんだかワクワクする名称です(笑)
 R166を更に西進して、道の駅飯高にも寄ってみました。ここは2006年4月に立ち寄った際に温泉に入りましたが、今日はこの時点で既に暑く感じるほどの気候になっていますし、まだ10時まで営業もしていません(笑)
ただ、3年前に比べて、駐車場が更に広く改良されていました。
ここは写真を撮っただけで出発します。
 R166は快走路です。ガンガン西進して本日最初の目的地「中央構造線 月出露頭」を目指します。R166桑原トンネルのすぐ手前を右折して、林とこオンで走るような山間狭路を走ります。もちろん砂利や葉っぱもふんだんに敷き 詰められています(^_^;そんな道を、7Km程進むとこんな所に到着しました。
 写真では分かりにくいですが、かなりの急坂の 上、枯れ葉がたくさん落ちていてスリッピーな路面です。オフ車ならGO!ですが、キャンプ道具満載のリッターバイクでは挑戦する気になれません。せっかく ここまできたのですから、ここからは徒歩で行きます。この判断は正解でした。ゴール地点のすぐ手前が急坂で鋭角的に曲がっている上、ゴール地点は砂利でし た。バイクを停車しようという気になれません。
 これが中央構造線です。ピンクの線で私が落書きした右側(南)が黒色片岩、左側(北)が圧砕石という岩だそうです。
 自然の驚異を目にした後は来た道を戻るのですが、今度は500mの上り坂。。。次また来るなら絶対にオフ車だと思いました。R166 まで戻り、更に西進します。2007年のツーリングマップルには、もう少し先に100%蕎麦粉の手打ち蕎麦が食べられる「会津屋」さんというお店がある事 になっていますが、直前に確認した所現在は道の駅「宇陀路大宇陀」の少し北側に移転しているようです。丁度時間的にもよさげだったので、寄り道にはなりま すが、そこで昼ご飯にしようと向かいました。
 R166沿いで、スーパーの隣、高校の向かい側で、すぐに分かりました。
 蕎麦だけでは量が少ないと思ったので、蕎麦がきと韃靼そばのセット(1500円)を注文しました。両方とも大変美味しくいただきました(^o^)
別名にがそばと呼ばれているようですが、まったくそんなことは無く、言われなければ普通の蕎麦と区別がつきません。
 蕎麦で満腹になって再出発ですが、今回、通りかかった道の駅にも混んでなければすべて寄るつもりなので、数百m南の道の駅「宇陀路大宇陀」に立ち寄って、トイレ&写真撮影だけ済ませます(笑)
実はここで一緒になったバイカーが、私と同じバックを装備しており、それを見て私のバッグの使い方が不十分である事に気づきました。とはいえいまさらやり直すのは面倒なので、明日の再装備の際に直したいと思います。
 ここからは、R166を少し戻って、K16へ右折します。ここも結構な快走路で調子よく走っていると、目的地が見えてきました。
 像の文字が小さくなって見難いですが、ニホンオオカミが、最後に確認された場所です。特に思い入れがあるわけではありませんが、一度見てみたかったんです。
 狼との記念撮影が終わったので、今日の予定としては宿泊地である「おく とろ公園キャンプ場」へ向かいます。K16をそのまま進んでR370で左折し、R169で再度左折し、そのままR169をひたすら南下します。途中道の駅 「杉の湯川上」は、ガードマンが立っているほど混んでいたのでパス(元々ここは非常に狭いですからね)。そのまま道の駅「吉野路上北山」までノンストップです。
 今日は予想以上に暑くて、休憩の都度ジャケットを脱いで涼まないとやってられません(^^;
ここでは、BMW650のお兄さんに珍しいバイクだから写真を撮らせて下さいと言われました(笑)。彼はこれから、おくとろ公園のレストランの名物である「けいちゃん焼き」を食べに行くと言っていました。けいちゃん焼きは岐阜も有名なのですが、こちらでもあるのですね。
 ここでは軽く休憩しただけで再出発しどんどん南下。道幅も所々狭くなっ てきましたが、2005年の11月にソロキャンプをした、下北山スポーツ公園キャンプ場の前にあるJAで買出しをします(そーゆー意味では、ここのキャン プ場は、温泉も買出し場所も揃っていて、なかなかにロケーションがすばらしいです)。
 見た目も店舗規模もコンビニです(笑)
でも異なるのは、野菜の販売単位。キャベツとかは、丸々1個単位で売っています。とてもソロキャンプで使える量ではありません(^_^;
 ここではキャンプの必須アイテムである地酒と、夜用の食料を調達しました。ただ地酒の最適サイズは、ワンカップ程度なのですが、それが無かったため、4合瓶になってしまいました(^_^;
 買出し完了後も、まだまだ南下します。所々細かっただけの道も完全に細くなり(笑)、国道が酷道と化してしばらくしたころ不意に道幅が広くなり、よーやく本日の最終目的地、「おくとろ公園キャンプ場」に到着しました。
私の他にもキャンプ装備を搭載したバイクが何台かいるようです。早速事務所を探して受付を済ませ、設営に取り掛かります。
 道の駅+温泉+レストラン+キャンプ場+テニスコート等が揃った総合施設です。
 首尾よく設営完了です。
 ここは受付事務所の場所がわかりにくかったらしく、私が設営していると、私より先に到着していたバイカーから、受付ってどこですか?と、聞かれました(^^;
ここのキャンプ場は写真からもわかるとおり、道の向かい側は住宅地になっていますが、距離があるため気になりません。
 テント設営完了すると、17時になっていました。温泉に行くには良い時間です。
ここは下北山キャンプ場と比べて、温泉が近いのがいいです。泉質も硫黄泉と、東海地方には、ほとんど存在しないため、入りがいがありますしね(^^)。
ちなみに、料金は500円でした。
残念なことに、予想以上に気温が高かったため、長湯する事ができませんでした。。
 温泉さえ済めばもう後は晩御飯です。
今夜のメニューは、

・地酒(やたがらす熊野詣)
・ビール(サッポロ生)
・生ハム海鮮サラダ
・おでん
・ラーメン

 な感じで、ほとんど居酒屋メニューですが、地酒を少し残した以外は、完食しました(^_^)v
【2日目】
 昨夜は地酒のせいか、その後はほとんど記憶が無く、気が付いたら朝でした(笑)
外は結構冷えてガスっています。
 一夜を共に?過ごしたバイカーたちです。
奥から、カップル(各1台)、チョイ悪風オヤジ殿、名古屋ナンバーのCBR1000RR氏、青森からフェリーに乗って敦賀から来たVFR氏で、カップル以外は全員ソロキャンプです。
 朝食後、撤収作業をしていたのですが、新規導入した冬用シュラフが、なかなか収納袋に入らず、悪戦苦闘してようやく収納できました。でも購入時の収納状態より、相当かさばってる感じです(^_^;
 だらだらと撤収していたせいか、気が付いたら私が最後(笑)
でも、リアバックも正しくセットできたおかげで、着座位置のスペースも充分空いた事だし、これで出発です。
 キャンプ場からR169を更に南下していきます。
 こーんな風景が傍らには広がっています。この写真は、「奥瀞道路月夜のパーキング」という場所からの撮影です。
 道幅もまた狭くなり、R311への分岐ってまだ?と不安になりかけた頃、よーやく分岐が現れました。
最初のうちは道幅が狭いですが、まもなく広がって快走路となります。そこからは一気にペースが上がって、R42へ合流しました。いったんサークルKでフランクフルト休憩した後、自宅方向に戻る形で鬼ヶ城へ到着しました。
 R42から鬼ヶ城への入り口付近。
写真は帰る所なので、バイクの向きは逆になっています。
残念な事に電源を切り忘れた事もあり、ここでデジカメの電源が切れてしまいました。ここ以降は、携帯のデジカメでの撮影になります。
 駐車場から、遊歩道の入り口方向を見た写真です。お土産屋さんや食事のできる店が数件並んでいます。
 相当いい加減な地図ですが、この南側のルートを往復します。
 鬼ヶ城というと、たいていこのあたりの写真が紹介されているような。
 でもこんな感じで、私としては地上に露出している鍾乳洞みたいに感じました。
 柵はありますが、こんな場所を通るので、ハイヒールやサンダルの人はダメよ、って案内には書かれていました。
 西に進むと、徐々に人が少なくなると思ったら、ここが西側の入り口。30分弱で到着しましたが、こちら側は駐車場がありません。
 ここからは来た道を一気に引き返します。12時近くになったせいもあるので、お客はまばらになってきました。12時少し前に、東側入り口にもどってきましたので、レストランCAVEという店で食事をする事にしました。
 蕎麦自体は昨日と違って普通の蕎麦ですが、めはり寿 司とさんま寿司がセットになっています。実は行きにメニューを見ていて、「南紀勝浦産 まぐろ丼」にしようと心に決めていたのですが、往復1時間近く海沿 いを歩いて潮の香りをかいでいたら、それだけで海産物はもういいって感じになってしまったため、蕎麦になりました(^^;
 これで今回のツーリングの観光はすべて完了です。R42は平日モードの せいか大型車両が多いため、矢ノ川峠を避け、R311を通ることにしました。R311に分岐してからは、快調に飛ばしていつものK70との分岐付近で休憩 しました。ところが休憩中に雨が降ってきました。天気予報じゃ本州に雨マークなんて無かったのに。。今回の装備は、ジャケットこそ防水ですが、皮パンは撥 水加工程度。グローブと靴は通常タイプです。
唯一の救いは、気温が低くないため、仮にずぶぬれになっても、冷え込まない事でしょうか。
とりあえず、デジカメ、携帯、財布をビニール袋で包み込み、タンクバック、リアバックにレインカバーをかけて出発です。
 雨の関係で、これが今回のツーリング最後の写真になってしまいました。
 ウエットな路面になってもタイヤのおかげか接地感があり、あまり不安を 感じず、そこそこのペースでR311を尾鷲に向かって進みます。R42に合流し尾鷲市内に入った頃、雨がやんだため、道の駅「海山」でいったんトイレ休憩 します。ここには、日帰りソロツーリングらしい名古屋ナンバーのZRXのお兄さんがいました。
 休憩していると、またしても雨がポツポツと。なんか雨と同じ方向に動いている感じです。これはさっさと先に進むしかないと思い、再出発します。道の駅 「マンボウ」、「奥伊勢きつつ木館」を横目で見ながら、雨が降り続いているのでそのまま進みます。もうこれは雨を一気に引き離すしかないと思い、大宮大台 ICから紀勢自動車道に入り、そのまま伊勢自動車道に合流します。高速に入ったため、雨が余計ひどく感じるようになりましたが、前方は明るくなってきてお り、期待が持てる感じになってきました。幸い松阪ICを過ぎたあたりから雨もやみ、安濃SAに入る頃には装備も乾いてきました。
 安濃SAにはバイカーも多く、日帰りバイカーの話を聞くともなしに聞いていると、「今日なんか雨が降るとは思わなかったから、合羽なんか持ってこなかったよ」と言っていました。予想外だったのは、私だけでなく安心しました(笑)
 安濃SAからは東名阪を通って一気に帰宅しましたが、途中四日市IC付近と、名古屋西IC付近で渋滞にはまったときは、一時的にバイクの利点を生かした走りをさせていただきました(笑)
【総括】
 想定外の雨には降られたものの、当初目的を全て達成できた上、ゴールデンウィーク中の1泊2日ツーリングとしては、それほどの渋滞にも巻き込まれず、走りも楽しめました。大満足です。

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